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About us

ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)は、純粋にコンピュータサイエンスに関する研究を行う場として1988年2月に設立されました。 当時の設立趣意書には、「来るべき21世紀に照準を合わせた、コンピュータの歴史に残りうる価値を持った独創的な研究を行い、これによって広く社会・産業の発展に貢献するところにあります。」とあり、研究テーマは (1) 分散オペレーティングシステム、(2) コンピュータネットワーク、(3) プログラミング言語、 (4) ヒューマン・コンピュータ・インタラクションなど次世代を担うコンピュータシステムの基礎を担うものが中心でした。
その後、設立趣意の精神を受け継ぎつつ、システム複雑系、脳科学、意識と認知の機構、システム生物学などを研究テーマに加え、相互に影響を与えつつ新たな価値創造に向けて幅広く研究活動を展開しております。

研究者は、この研究所の基本的な研究テーマに基づいて、ひとりひとりが自分自身で目標を立てて研究を遂行します。そして、その研究成果である論文や研究用ソフトウェアなどは、すべて研究者個人の名において発表されることになります。 これは、当研究所が、研究とは本来、個人あるいは個人の自由意志に基づく集団が自発的に行うもので、研究所はそれをサポートする存在に徹するべきだと考えているからです。また個人の業績は論文、研究用ソフトウェア開発、国内・国際学会における活動、特許や商品への貢献などを対象に、目標を達成した水準に従って正当に評価されることになります。 そのため、給与体系は年功序列とはまったく無縁であり、個々の研究業績に十分に相応した報酬が支払われるシステムを採用しています。


北野 宏明

ソニーコンピュータサイエンス研究所
代表取締役社長

研究には、その人の価値観、人生観、世界観が反映されます。研究テーマの選び方に始まり、アプローチや展開の仕方など、研究者個々人の流儀がそこに顕現してくるでしょう。研究者に個性があるように、研究所にも個性があるように思います。

ソニーコンピュータサイエンス研究所の個性はどのようなものでしょうか? それは、Number One ではなく、Only One を目指すということ、つまり、誰もやっていない研究に取り組むということ。そして、それが、世の為人の為になる研究であるということです。

よって、重要な研究テーマは、時代背景やサイエンスの進展とともに変化して行きます。研究をするという事は、未来を切り開くという事であり、そこには人々の期待や願いが込められています。これに応えるには、誰も行かなかった領域に一人で立ち向かい、困難に対峙する姿勢が求められます。
我々は、世の中に独自の貢献をし、歴史の評価に耐えうる研究所となることを目指しています。

「北野宏明 インタビュー・プロフィール動画」 (2012.7.11)

所 眞理雄

ソニーコンピュータサイエンス研究所
エグゼクティブ アドバイザー
ファウンダー

好きな研究をしてよいと言われたとき、あなたは意義のある研究ができるでしょうか? 研究には、常識にとらわれず高い理想を掲げる構想力と、現実を見すえる厳しい眼の両方を持つことが必要です。そして遠い将来に向けて理想と現実の橋渡しをすることが研究者の任務ですが、決して容易に成し遂げられることではありません。しかしそれを達成する能力があり、意欲に満ち、しかも自由の重みを知っている研究者は、いまや最高の研究環境を得る権利があると考えます。  

この研究所は研究者にとって最も望ましい環境を提供するとともに、個人の自由意志を尊重し、新たな研究分野を開拓し、単なる模倣や改良に終わらない真に創造性にあふれた研究活動を行うために設立されました。そして、それを通じて真の意味で国際社会に貢献することを目標としています。

「所眞理雄 インタビュー・プロフィール動画」(2012.7.11)