プロセッサーやネットワークは高速化の一途をたどり、高性能化している。しかし、これが必ずしも人々の快適さにつながっていないのも事実である。コンピュータウイルスや情報の安全性の問題など、以前にも増して心配するべき点も多い。
この快適さが欠ける理由の一つとして、コンピュータやネットワークの処理が人間にとって、あまりにも高速であるということの他に、その処理の存在が隠されていることがあろう。
通信の歴史は高速、大容量を追い求めることであったが、コンピュータ環境と人間との通信はこれ以外に考えねばならないものがある。この様な状況で、ディジタル通信の良さを保ちつつ、コンピュータ環境が各人を識別し、コンピュータ環境と各人との通信をできるだけ人間どうしのコミュニケーションの様にしたいと考えている。