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Open Energy Systemオープンエネルギーシステム

コンセプト

地球温暖化や石油など化石燃料の枯渇リスクなど、自然エネルギーの有効利用に対する期待は高まるばかりです。しかし、薄く分散した自然エネルギーからの発電を従来の送電網に統合することには技術的な限界があることも知られています。そこで我々ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)では、ソニーエナジー・デバイス㈱と共同で、超分散型でダイナミックに電力の送配電が可能となるオープンエネルギーシステムの研究を行なっています。自然エネルギーからの発電・送電のみならず家庭内の機器を直流で直接駆動などを統合的に行うシステムが必要です。このシステムの一つの核となるのが独自のエネルギーサーバーで、自然エネルギーなどからの電力を充電し、必要に応じてエネルギーネットワークに供給します。

一方、開発途上国では、電力が供給されない無電化村や電力供給が著しく不安定な地域が多く見られます。これらの地域で、たとえ数時間でも電力を供給することができれば、経済的自立や教育、医療水準の向上に少なからず貢献することができます。また、オープンエネルギーシステムを、このような地域に構築することができれば、Base of Pyramid (BOP)と呼ばれる経済水準で生活する人々に劇的なメリットをもたらす事が可能であると思います。「越境し、行動する研究所」を標榜するソニーCSLとしては、実際に現地にこの技術を投入し、自分たちの目で何が起きるのかを確認したいと考えました。

そこで、この発想と技術の実証の第一歩として、アフリカのガーナ北部の無電化村で、ソーラーパネル、エネルギーサーバー、直流駆動化されたプロジェクター、ブルーレイディスクプレーヤー、とパワードスピーカーを使い、FIFA ワールドカップの試合のパブリック ビューイングを行うことにしました。

実証実験

5月14日から18日にかけて、ガーナ北部の無電化村において、エネルギーサーバーによるFIFA ワールドカップの試合映像のパブリックビューイング実証実験を行いました。北部の無電化村を中心に合計5ヶ所、最大では2500人以上が集まり、ソーラーパネルによる4時間の充電に対して2時間強のFIFAワールドカップの映像を上映しました。本実験により、無電化地帯でのオープンエネルギーシステムコンセプトの有効性を実証することができました。

 

実証実験 動画/写真

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