2010年よりソニーCSLで開始したシネコカルチャー プロジェクトは、オープンシステムサイエンスに基づく新たな食料生産法として主に日本とアフリカ・サヘル地域において協生農法の実証実験を行い、今までとは桁違いの規模で生物多様性を活用しながら生態系と人間の健全な機能を回復する食料生産が可能であることを示してきました。 2018年より協生農法の原理を人間の生活圏や都市空間にも活用し、生物多様性の増進と同時に様々な生態系サービスを目的に応じて高める「拡張生態系」の実証実験にも取りくんでいます。 その過程で、社会-生態系の多様性を高めつつ有用性を取り出すための支援ICTとしての超多様性マネージメントシステムと、拡張生態系による自然資本の再生産過程までを経済活動に組み込んだ自然-社会共通資本の概念が生まれ、発展しつつあります。 研究と社会実装の両面から、多方面のコラボレーターと協力しつつ、来るべき持続可能な社会の新たな文明と自然のあり方を、シネコカルチャーという総合的な文化圏として構築していくことを目指しています。

Worldviews

Keywords

Augmented Ecosystem
Open Complex Systems
Natural-Social Common Capital
Ecology
Agriculture
Hunting-gathering
Citizen Science
Ecosystems Management
Long-tail
Self-organization
Ecological Optimum

Selected Publications

News & Articles