Transboundary Research
[Event]Interop Tokyo カンファレンス 2025に笠原研究員が登壇します
Interop Tokyo カンファレンス 2025で行われる講演に笠原研究員が登壇します。
サイバネティックアバターを支える次世代ネットワーク
〜人の身体能力を超えたアバター社会の実現に向けて〜
6.13(金) 14:40-16:00 | RoomYD
現在のインターネットは、現実空間の様々な事象や人間の活動をデジタルデータとして収集・認識し、データ処理や分析を経て、実社会における問題発見・問題解決を支援しています。特に無線通信技術の進化は著しく、人々が空間や身体の制約を超えてあらゆる場所で協力・連携をすることが日常になりつつあります。 一方で、人間がインターネット利用で感じる遅れは、通信遅延はもちろん、デジタル機器のさまざまな処理オーバーヘッドなどがありゼロにすることはできません。しかし、非同期通信や分散処理などを組み合わせて、ネットワークゲームなどでは体感的にはラグの無い通信を実現しつつあります。現実空間においても、主体的実時間性が失われない通信技術によって遠隔地の状況や体験をリアルタイムに共有したり、別の場所にいる人間同士がスムーズに協調作業を可能とする研究が行われています。 本セッションでは、ムーンショット事業の目標1「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会」の中で研究開発が進んでいる、サイバネティック・アバター(CA)という「もう一つの身体」を通じて、人々が身体の制約を超えて経験や技能を流通・共有・拡張し、より多様で豊かな人生を送れる未来社会について研究者自身が解説をおこない、遠隔アバターによる、誰もが自分らしく社会参画が可能な未来社会について議論します。
Speaker:佐藤 雅明(東海大学 観光学部 准教授)、笠原 俊一
Chair:砂原 秀樹(慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授)
詳細はInterop Tokyo カンファレンス 2025公式サイトをご覧ください。
人とコンピュータとの調和が生み出す、新たな人間性を探る 笠原 俊一研究員