12pixels
携帯電話のプッシュボタンでピクセルアートを描ける技術
携帯電話に搭載されている12個のボタンを使って、ピクセルアートを作成する。これをシンプルな仕組みで実現させた技術が“12Pixels”です。
通常、携帯電話には 0〜9、*、#の12個のキーが配置されています。これを画面上の12個のピクセルに対応させるのが12Pixelsの基本的な考え方です。
64×27pixelのピクセルアートを3つの階層に分けて描画
12Pixelsでは3段階の階層をもっております。
それぞれの階層で12分割したピクセルと、12個のキーが対応しているので、正確に絵を描く事ができます。
まず、一番大きな階層では携帯の画面全体を12分割した、12個の大きなピクセルとして操作し、対応するボタンを押すことで色を白から黒へ変えられる仕組みになっています。
ただし、これでは粗い絵の状態ですので、Joystickキー(方向キーの中央)を操作して小さい階層に移る事でより精細なピクセル描画を行う事ができます。
作品ができたらネット上のサイトに公開、共有し、他の人が作った絵をダウンロードしたり、更に手を加えたりすることで、ピクセルアートを通じたコミュニケーションを広げる事が可能です。
本技術は、ソニーエリクソンのGlobal携帯電話Cedar™に搭載、環境配慮商品GreenHeart™の1機種として、欧州、米州、中東、 アフリカ、インド、中国など幅広い地域で発売されました。