ヘルシンキ大学における生物多様性、循環性、デジタル農業の探求

リサーチディレクターの舩橋真俊とプロジェクトエンジニアの青竹 峻太郎は、ヘルシンキ大学およびヴィーッキ・キャンパスを訪問し、持続可能な食料システム、生物多様性、循環性、デジタル農業に関する意見交換を行い、将来の可能性を探りました。

訪問中、一行は農学・林学部およびヴィーッキ・フード・デザイン・ファクトリーを視察しました。ヴィーッキ・フードデザイン・ファクトリーは、研究、教育、スタートアップ、産業界および公共部門の関係者が連携し、持続可能な食料システムへの転換を促進するイノベーション拠点 です。

一行は、Viikki Food Design Factoryが地域フードシステムに関するワークパッケージを主導するHorizon Europeプロジェクト「CIRCULANDIA」に関連した協働について議論を行い、ヘルシンキ市の食品分野の主任専門家であるJussi Loponenと都市型食料システムのイノベーションについて議論しました。また、Laura Alakukku教授によるヘルシンキ大学の今後の取り組みであるスマート農業インフラ(DiAGRI)に関する講演にも参加しました。

農学・林学部長のMari Sandellとの会合では、生物多様性、持続可能な食料生産、デジタル技術、将来の研究連携に関する学際的アプローチについて議論する機会が得られました。

訪問の最後には、「都市型食料システムにおける新たな機会 ― シネコカルチャー、生物多様性、循環性」と題したオープンセッションが開催され、研究者、教授、学生、大学関係者が参加しました。

このセッションでは、舩橋真俊、ヴィーッキ・フード・デザイン・ファクトリーのリードであるLaura Forsman、Sweden Foodtech創設者のJohan Jorgensenによる発表と対話が行われ、生物多様性に富む農業システムや拡張された生態系が、レジリエントで再生可能な都市型食料システムにどのように貢献できるかが議論されました。

ヴィーッキ・キャンパスは、農学、環境学、生命科学分野の研究拠点として北欧有数の存在であり、持続可能な食料システム、気候ソリューション、自然を基盤としたイノベーションにおいて高い専門性を有しています。

今回の訪問は、フィンランドの研究者や関係者との交流を深める貴重な機会となるとともに、研究、教育、社会実装を通じた持続可能な農業、生物多様性、デジタルイノベーションおよび循環型食料システムの推進に関する共通の関心を確認する機会となりました。

文:舩橋真俊
写真:青竹 峻太郎

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