2025年10月1日～15日、公益財団法人有斐斎弘道館にて「京菓子展2025 －小堀遠州と松花堂昭乗－」が開催されており、今年度は「小堀遠州と松花堂昭乗」をテーマにした美しいお菓子が一堂に会しました。
京菓子のデザインは広く公募され、京菓子デザイン部門では13作品、茶席菓子実作部門では31作品が入選作品に選ばれており、全44作品が有斐斎弘道館ならびに旧三井家下鴨別邸（重要文化財）にて展示されています。
ソニーコンピュータサイエンス研究所 CSOの暦本純一も審査員として参加させていただきました。さらに、展示の一部では、ソニー CSLの研究テーマ「立体茶会記」の一環として、2024年度の受賞作品を三次元アーカイブし、京菓子の造形美をデジタル技術で保存・再現する試みを行っています。
撮影と三次元化には、ソニー株式会社の3DCG制作向けソリューション「XYN」の開発チームに技術協力いただき、会場ではソニーの空間再現ディスプレイ（Spatial Reality Display）を通じて、菓子の立体的な構造や質感を時間や場所を超えて鑑賞することができます。
今年度の入賞作品の数々と、伝統と先端技術が融合した展示を、ぜひ会場でご体感ください。
▶京菓子展の詳細はこちら
